台風2号による大雨災害からの生活再建に向けて!
この度、発生いたしました大雨の影響にて各地で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
昨年の台風による浸水被害も記憶に新しい中、このような災害が起こ大変心を痛める日々が続いております。未だ被災状況の分からない中、皆様におかれましても復興に当たられている方もいらっしゃることと思います。
水害時に必要な対応等について少しでもお役に立てる情報があればと思いブログに書かせて頂きました。
1日でも早い復興のお手伝いが出来ればと思いますので、お困りごとのご相談などがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
床下浸水した場合、床下へ湿気が溜まりシロアリとカビの発生のリスクが一気に高まります。そして、汚水が流れ込んでいる可能性が高く雑菌等の発生も懸念されます。防腐防蟻処理を行っているお家でもその効果はかなり薄くなってしまいます。「カビ」はシックハウス症候群の大きな原因ともなります。
~床下浸水があった場合の流れ~ (浸水後の対策)
1:現地状況確認 床下点検口や床下収納庫から状況を確認してください。
2:排水処理・床下乾燥
ポンプやスポンジなどで浸水した水を汲み上げます。
床下乾燥はサーキュレーターやファンなどを回して出来るだけ風を送って
ください。
築年数が20年前後のお家は基礎天端と土台の間に厚み15㎜ほどの基礎パッキ
ンがお家の四方にあるので基礎パッキンの空洞部から自然に風は入る設計に
になっておりますので少量の場合は自然に蒸発していきます。
汚水の臭いは少し残るかと思います。
(※場合によっては一部床に穴を開けたり、解体して床断熱材などの撤去も
必要となります。)
3:床下清掃 現在建築業界には床下清掃の業者さんはあまりおりません。
突然、訪問してきた者にはご注意してください。
床下清掃・床下環境改善 除菌・消臭
4、防腐防蟻処理・防カビ処理(ホウ酸)
5、火災保険の見直し 今回の雨台風の場合は風害ではなく、水害のため多くの
方々が火災保険の水害保証を省いているために保険が適用されません。
ここ数年でゲリラ豪雨から「線状降水帯」と変わり、一度に降る降水量が
一気に増える事例が多くなってきておりますので、一度火災保険の再度の
見直しをご検討なさってみてください。
※出来るだけ早く乾燥するように、洗面所の床下点検口や収納庫にサーキュレー
ターなどを置いて風を循環させて下さい。
以上が私共にできる情報の提供になります。
添付いたしました写真は㈱凜家事務所前の6月2日状況となります。